PANDO.wp
PANDO.wpの名前の由来は、アメリカユタ州にある世界最古の木々で
地球上最も重い生物である「パンド」という木々から名前をいただきました。
1本の根で繋がり100万年前から生き続け今でも成長し続けている木々になります。
PANDO.wpは地球の緑を守り「パンド」の群生地のように、
生を持つすべての想いが1本の見えない根で繋がってほしいという願いを込めて
名前を付けさせていただきました。
PANDO.wpの想い
PANDO.wpが開発されるまで
プラスチック製造業という業種の中で環境に良いものづくりをできないかと思い
弊社製造品の業務用ハンガーやOAフロア床材の材料を再生PPなどの
リサイクル品を使用。ですが、やはり結局はプラスチックであり
環境に対しての負荷が大きい。
より良い材料を開発できれば環境問題の解決になるのではと考え自社で
ルーダー機やタンブラーなど揃えペレットから製造できるようにし、
数年前より独自で開発研究の結果・・・
近年開発に成功し、自然由来97%の木質プラスチックが完成。
さらに、生分解性を持たせることも実現いたしました。
PANDO.wpの性能
自然由来97%の木質プラスチック PANDO.wpは植物由来のPEと木粉をコンパウンドした樹脂。
植物由来PEはサトウキビやトウモロコシ由来の樹脂になり、
木粉は岐阜県で出ている廃棄木を粉末状にし、コンパウンド。
本来廃棄される予定の木を弊社で買い取りさせていただき再利用。
PANDO.wpは、木でありプラスチックである。
木の特性である吸水もありますが、木程の吸水率がなく腐ることもありませんし、
水が外に漏れ出る心配もありません。
またプラスチックの特性の成型性の自由度が高く、本来木では難しい細かい部分の調整も可能。
高強度であることに加え、剛性の高い素材にもなっており、熱特性(熱たわみ、熱膨張が少ない)も
プラスチックと比べとても高く木材のような乾燥収縮も少ない。
PANDO.wpには難点もあり薄肉の成型では成型品が折れやすく、
衝撃性がプラスチックよりは劣ってしまいます。
ですが、その問題点は木粉と植物由来PEの配合を変更することにより解決できます。
植物由来PEの割合を高くし、プラスチックとしての特性を上げれば耐久性や衝撃性も飛躍的に上がります。
※実際のペレット
PANDO.wpの未来
PANDO.wpは、環境に配慮した材料となります。
完璧に近いカーボンニュートラルを実現しているためCO2削減に
かなりの効果があるのではないかと考えてます。
プラスチック製の食器や文具などを弊社のPANDO.wpに変えていけたら
現状の環境問題、地球温暖化を防げると思っています。
サンスリー株式会社はプラスチック汚染や環境問題を重く受け止め今後とも活動してまいります。
パンドの群生地のように皆さまと根を張って環境問題に取り組んでいけたらと思っています。
弊社では、新たに竹などの自然素材を配合した自然由来100%の樹脂の開発を
目指して日々研究しております。
食品残渣のコーヒーや茶葉、野菜などを混ぜ合わせた樹脂も開発しております。
その他自然素材で開発などのご相談などありましたら是非ともご連絡いただければと思います。